こんにちは。鑑定師の宇佐應凜です。

 

2020年2021年吉日と選び方||開運風水コラムvol.16-1

に引き続き、暦における凶日についてご説明させて頂きます。

 

吉日とともに悪い日についても意識されるかたをよく見かけます。

特に経営者の方は、最善の選択をするためにマイナス情報も知っておきたいと仰っしゃいます。確かに、プラスもマイナスも情報を全てテーブルに載せた上で判断したいと思うのは納得出来ます。

 

では、「実際のところどれが凶日なの?」と思う方が多いようです。

確かにそうですよね。方位と同じく、凶の方が多かったりするものです。

吉日と凶日の選び方

この悪い日についても、鑑定師の視点で観ていきたいと思います。

暦上の悪い日というのは良い日以上に沢山あり、それぞれの意味合いも異なっています。

 

① 不成就日(ふじょうじゅび)・不浄日ともされる

2020年の不成就日

(作用)一切のことが成立しないで、悪い結果だけを招くという凶日。何事も事始めに用いてはいけない日

×結婚開店柱立て命名移転造作使用人の雇用契約事相談事願い事をする

(期間)旧暦において、1・7月:3,11,19,27日、2・8月:3,10,18,26日、3・9月:1,9,17,25日、4・10月:4,12,20,28日、5・11月:5,13,21,29日、6・12月:6,14,22,30日

【2020年の不成就日】

2020年の不成就日

【2021年の不成就日】

2021年の不成就日

 

② 三隣亡(さんりんぼう、三輪宝ともされる)

2020年の三隣亡

(作用)建築普請始め柱立て棟上げなどをすると、火災を起こしてその災いは三隣りまで及ぶとされる日。移転も凶

(期間)旧暦において、1・4・7・10月:亥の日、2・5・8・11月:寅の日、3・6・9・12月:午の日

【2020年の三隣亡】

2020年の三隣亡

【2021年の三隣亡】

2021年の三隣亡

 

③ 八専(はっせん)・間日(まび)

2020年の八専日

(作用)壬子の日~癸亥の日までの12日間のうち、干支が同じ五行に属する8日間のこと。八専の意味は、降雨が多く、その日に雨が降れば長雨になるとされ、農家にとっての厄日。別な意味として、同気の日が続くので物事が片寄りすぎて、万事に凶となる

仏事供養などの法事破壊的な物事の着手嫁とり等に悪い日

(期間)壬子、癸丑、甲寅、乙卯、丙辰、丁巳、戊午、己未、庚申、辛酉、壬戌、癸亥の中から、癸丑、丙辰、戊午、壬戌の4日間を間日として除いて、「壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥」の8日間のことを八専。1年間に6回巡ります

【2020年の八専】

2020年の八専日

【2021年の八専】

2021年の八専日

 

④ 天一天上(てんいちてんじょう)

2020年の天一天上

(作用)天一神[常に八方を巡行して人事の吉凶禍福を司り、悪い方位を塞いでこれを守ってくれる神]が、天上する日。癸巳から戊申までの16日間は天の障りがないとされる。しかし、地上に降って各方位を巡っている間は、ふたがりといってその方位に向かって、諸事談判掛け合い争い事ケンカ結婚出産土を動かすことは良くないとされる。旅行、外出は差し支えないとされる

(期間)癸巳~戊申の16日間は天の障りなし、これ以外は各方位について障りあり

【2020年の天一天上】

2020年の天一天上

【2021年の天一天上】

2021年の天一天上

 

⑤ 十方暮(じっぽうぐれ)

2020年の十方暮

(作用)干支相剋の続く日が多い期間のことで、天地の気が相剋して、天地の和合がなく、曇りがちで暗雲が立ち込めているが雨が降らない天候。十方の気が塞がって万事上手くいかない厄日。労して功少ない日。事を起こしても失敗、損失を招く恐れがある。婚姻旅行も慎む方が良い

(期間)甲申~癸巳の10日間(甲申→乙酉→丙戌→丁亥→戊子→己丑→庚寅→辛卯→壬辰→癸巳)

※丙戌(相生)、己丑(比和)する日も相剋の影響を受ける

【2020年の十方暮】

2020年の十方暮

【2021年の十方暮】

2021年の十方暮

 

⑥ 三伏(さんぷく・初伏、中伏、末伏の3つを総称)

2020年の三隣亡

(作用)旅行建築種蒔き婚姻夫婦の和合を忌む

(期間)旧暦5月中の夏至後の第三の庚の日を初伏屋、第四の庚の日を中伏、旧暦7月節の立秋後の初めての庚の日を末伏

【2020年の三伏】

2020年の三伏

【2021年の三伏】

2021年の三伏

 

⑦ 重日(ぢう日、じゅうにち)

2020年の重日

(作用)吉事を行えば吉事が重なり、凶事なら凶事が重なるというわけで、結婚葬式には良くないとされる

(期間)巳・亥の日

【2020年の重日】

2020年の重日

【2021年の重日】

2021年の重日

 

⑧ 復日(ぶく日、ふくにち)

2020年の復日

(作用)吉事を行えば吉事が重なり、凶事なら凶事が重なるというわけで、結婚葬式には良くないとされる

(期間)1・7月:甲・庚の日、2・8月:乙・辛の日、3・6・9・12月:戊・己の日、4・10月:丙・壬の日、5・11月:丁・癸の日

【2020年の復日】

2020年の復日

【2021年の復日】

2021年の復日

 

⑨ 帰忌日(きこび、きこ)

2020年2021年の帰忌日

(作用)引越し旅行帰宅金の貸出しを不吉とする。天ぼう星の精が天から降りてきて、人家の門に頑張り、そこの家人が帰ってくるのを妨害するという言い伝えによる

(期間)旧暦で、1・4・7・10月:丑、2・5・8・11月:寅、3・6・9・12月:子

【2020年の帰忌日】

2020年の帰忌日

2021年の帰忌日】

2021年の帰忌日

 

⑩ 血忌日(ちいみにち)

2020年2021年の血忌日

(作用)殺伐の気を司るとされる梗河星の精が「血忌」。狩猟嫁入り漁業など血を見ることに凶日

(期間)1月:丑日、2月:未日、3月:寅日、4月:申日、5月:卯日、6月:酉日、7月:辰日、8月:戌日、9月:巳日、10月:亥日、11月:午日、12月:子日

【2020年の血忌日】

2020年の血忌日

【2021年の血忌日】

2021年の血忌日

 

⑪ 受死日(じゅしび、黒日とも言う)

(作用)特別の大凶日。葬式以外の百事に用いられない悪日

(期間)1月:戌日、2月:辰日、3月:亥日、4月:巳日、5月:子日、6月:午日、7月:丑日、8月:未日、9月:寅日、10月:申日、11月:卯日、12月:酉日

【2020年の受死日】

2020年の受死日

【2021年の受死日】

2021年の受死日

 

⑫ 十死日(じゅうし)

2020年2021年の十死日

(作用)大悪日。百事に忌むべき日

(期間)旧暦1・4・7・10月:酉日、旧暦2・5・8・11月:巳日、旧3・6・9・12月:丑日

【2020年の十死日】

2020年の十死日

【2021年の十死日】

2021年の十死日

 

ここまで挙げたように凶日は数多く存在します。まだあるので、次のブログへ続きます。

2020年2021年凶日の意味②||開運風水コラムvol.16-3に続く