こんにちは。
鑑定師の宇佐應凜です。
今回の宇佐應凜の風水開運コラムvol.9-3は『六曜(ろくよう)とは??』を解説させて頂きます。
奇門遁甲の時盤を作っていると暦を見る機会がとても多くなります。その中でかなりの幅を利かせている!?ものがこの『六曜』と呼ばれるものです。市販されている暦には大概載っている『大安』や『仏滅』だとかのことです。
この『六曜』の由来は、中国の宋の時代に誕生し、室町時代に日本に入ってきて、江戸時代の暦の多くに記載されていたものです。その後、段々と暦から消えていき、明治の改暦の後、大正年間になってから再び庶民に親しまれるようになってきました。
『六曜(ろくよう)』というと、先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんまけ)・仏滅(ぶつめつ)・大安(たいあん)・赤口(しゃっく)の6つが順番に巡っていると思う方もいるかもしれませんが、暦を見ていると気が付きますが途中で順番が狂うのです。
六曜の配し方は、
- 先勝(せんがち) ・・・ 正月と7月の1日
- 友引(ともびき) ・・・ 2月と8月の1日
- 先負(せんまけ) ・・・ 3月と9月の1日
- 仏滅(ぶつめつ) ・・・ 4月と10月の1日
- 大安(たいあん) ・・・ 5月と11月の1日
- 赤口(たいあん) ・・・ 6月と12月の1日
のように決まっているため、月の切り替わりの時にイレギュラーな配し方となります。
その意味を見ていくと、
- 先勝(せんがち) ・・・ 万事、朝から昼までにすれば障りなし。ただし、昼過ぎから日暮れまで悪い
この由来は、先んずれば人を制す。故に先手必勝となることから、午前中は良いとされるようです
- 友引(ともびき) ・・・ 半ば良し。11時~13時まで悪い。この日に葬礼出すべからず。大いに忌むべし
- 先負(せんまけ) ・・・ 万事、朝より昼まで悪い。昼過ぎから日暮れまで障りなし
- 仏滅(ぶつめつ) ・・・ 大悪日。あらゆることに用いるべからず
- 大安(たいあん) ・・・ 大安吉日なり。何事によらず良い
- 赤口(しやくこう) ・・・ 悪日なり。あらゆること忌むべし。ただし、正午の一時障りなし
とされます。
「友引」にお葬式は行わないのは一般的なようですね。凶事に友を引くという言葉があるように、この時に葬儀を行うと友人まで連れて行かれてしまうとされます。葬儀場も休みのところが多いようです。
この「友引」も悪い意味ばかりでなく、結婚式などは「吉事に友を引く」という連想で良いともされています。
このようなことは、「仏滅」にもあります。
暦によって、この日は吉凶なしとされたり、凶日何事も忌むなど扱いが異なります。
じゃあ「ホントのところは何??」となってしまいそうです。
そこに対する見解としては、六曜の歴史を調べると時代を経て内容や呼び方が変化してきているもののようですし、今の時代に合わせた捉え方で良いかと思います。
仏滅に結婚式。。。。というイメージを家族や参加者の方々がもっている中で、無理に強行するのも違うかと思います。大安吉日でないにしてもマイナスイメージのない選択をすると要らない気を使う必要はないですよね。
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