こんにちは。
鑑定師の宇佐應凜です。
今回は、家族での引越し鑑定において、よく質問を受ける「小児殺(しょうにさつ)」について解説していきたいと思います。「小児”殺”」という文字からも、何とも恐ろしく感じられますね。
今回は、小児殺の対象とその作用、気にすべきタイミング、2023年と2024年の小児殺の時期と方位、そして小児殺への対処についてまとめさせていただきました。
動画で解説
「小児殺」とは?(その対象と作用)
初めに、「小児殺」という凶方位について、その対象と作用はどんなものなのか?ということから説明させていただきます
小児殺の「対象」
まず「小児殺」の対象となるのは、その名前の通り子供ですが、何歳までを小児殺の対象とするのかについては4歳、6歳、7歳、9歳、12歳、18歳など諸説分かれています。
ですので、各鑑定師によってその対象となる年齢は変わりますが、
暦の上で、「少年少女の時期は干支が一回りするまで」とされますので、私は満12歳ごろまでを小児殺を考慮すべき対象として鑑定しています。
小児殺の「作用」
この小児殺の作用は、一説では大人に対する本命殺と同じくらいの凶作用が働くともされます。
それは、生命力の小さな子供は、少しの環境の変化でも敏感に感じ取り、影響を受けてしまうからだと考えられます。
具体的な凶作用としては、
健康・発育への影響、病気や怪我、事故やいじめ被害・加害などです。
一説には、成績不振、イジメ、病気がちの子供の七割が小児殺を犯しているとも言われています。
実際に子供を連れて小児殺へ旅行へ行ったら子供がケガをした、という話も聞きますので、ぜひ気をつけていただきたい凶方位です。
小児殺を気にすべきタイミング
では、小児殺を考慮するべきタイミングはどのような時なのか?というと、
子供にとって「大きな動き」をするタイミングです
具体的に言うと
・家族での引越し、旅行
・小学校、中学校、保育園、幼稚園への入学
・習い事を始める
などのタイミングです。これらの出来事は子供にとってその後の人生を左右する大きな出来事になりますので、その方位には気をつけてあげていたいですね。
小児殺の方位
小児殺の方位は、その年の十二支と毎月の九星によって決まります。その年の干支と相性の悪い九星だと凶方位(小児殺)となります
少し噛み砕いて解説すると、方位の良し悪しをみる方位盤は、九星と言われる性質の異なる九つの星が8つの方位と中宮(方位盤の中央で方位を持たない)を周期的に循環しています。
そして例えば、その月の方位盤の西の位置にその年の干支と相性の悪い九星が巡っているとすると、その月は西が小児殺となります。
ですので、この「小児殺」は、個々の生年月日とは無関係で、全ての子供にとって同じ方位が凶方位となります。
九星(象意)の違いによる影響
九星のそれぞれの星は異なる特徴・意味合いを持っています。このそれぞれの星の持つ意味を「象意」と呼びます。
そして小児殺の影響は、この九星それぞれの持つ「象意」に引っ張られるかたちで、その影響が少しずつ異なってきます。
例えば、十二支のなかで子年と午年は、九星の一つの八白という星と相性がよくありませんが、
この八白は、変化、遅れる、停止、親類、関節、鼻などといった象意(意味)をもつ星です。
ですので、子年と午年に八白が巡る小児殺の方位を踏んでしまうと、
想定されるのは、周囲に遅れを取っての成績不振、受験の失敗、休校や登校拒否、また、関節や鼻といった象意の示す体の箇所に不調をきたしやすくなる、と考えられます。
他の干支では、
◎丑年と未年は月盤で九紫が回座した方位が小児殺となります。
(凶作用)離合集散、争い、頭、文章、火などを意味する。熱しやすく冷めやすい性格から集団の中で上手く適応できずに孤立したりする。家族兄弟とのケンカ、学校での暴力被害、火傷、眼・心臓・火傷・血液関係の病気など
◎寅年と申年は月盤で二黒が回座した方位が小児殺となります。
(凶作用)長引く、低い、努力、働く、無、土地などを意味する。今まで元気だった子供が急に静かになって口を利かなくなったり、やる気を無くしたりする。友人との人間関係に問題が発生する、怠け癖がつく、体力気力が無くなる、皮膚・腹痛など消化器系の病気など
◎卯年と酉年は月盤で三碧が回座した方位が小児殺となります。
(凶作用)口、音、活動、進む、電気、神経などを意味する。引っ込み思案になって、人前で口を利けなくなったり、自信喪失して積極的に立ち向かうバイタリティを失う。友人や家族との口論、集中力や落ち着きが無くなる、家庭内暴力、精神が不安定になる、怪我・ノイローゼ・喘息といった呼吸器系の病気など
◎辰年と戌年は、月盤で五黄が回座した方位が小児殺となります。
(凶作用)腐敗、古い物、極端、凶暴、暴力、死などを意味する。明朗さがなくなり陰気な性格に変わる。イジメ、事故、災害に巻き込まれる、小児癌・心臓の病気など ※五黄殺と小児殺が重なるため要注意です
◎巳年と亥年は月盤で六白が回座した方位が小児殺となります。
(凶作用)目上、尊い、高級、争い、活動、交通などを意味します。お山の大将のように自分の力を誇示しようとしてケンカをする。年長の子供と折り合いが悪くなる、ケンカ、イジメ、親子不和、高熱・頭痛・骨折・骨の病気など
特に注意すべき凶方位
このように九星によってそれぞれ少しずつ影響が異なりますが、
特に注意が必要なのは、万人にとっての大きな凶方位である五黄殺、暗剣殺、月破(破れ)と重なるタイミングです。
五黄殺と重なると、精神と肉体がジワジワと腐敗するように蝕まれ、暗剣殺と重なると、突発的な事故や災難に見舞われる可能性が高くなります。
また、月破(破れ)と重なると、様々な人間関係の破綻、計画の失敗などが起こるとされます。
2023~2024年の小児殺の時期
ここで2023年から2024年の小児殺の時期と方位をお伝えすると、
2023年2月(2/4-3/5)は南、2023年3月(3/6-4/4)は北、2023年4月(4/5-5/5)は南西、2023年5月(5/6-6/5)は東、2023年6月(6/6-7/6)は南東(※暗剣殺と重なります)、2023年7月(7/7-8/7)は中宮、2023年8月(8/8-9/7)は北西、2023年9月(9/8-10/7)は西、2023年10月(10/8-11/7)は北東、2023年11月(11/8-12/6)は南、2023年12月(12/7-2024年1/5)は北、2024年1月(2024年1/6-2/3)は南西(※月破と重なります)
2024年は、いずれの月も五黄殺と重なるので特に注意が必要です。
2024年2月(2/4-3/4)は中宮、2024年3月(3/5-4/3)は北西、2024年4月(4/4-5/4)は西、2024年5月(5/5-6/4)は北東、2024年6月(6/5-7/5)は南、2024年7月(7/6-8/6)は北、2024年8月(8/7-9/6)は南西、2024年9月(9/7-10/7)は東(※月破と重なります)、2024年10月(10/8-11/6)は南東(※月破と重なります)、2024年11月(11/7-12/6)は中宮、202
4年12月(12/7-2025年1/4)は北西、2025年1月(2025年1/5-2/3)は西
※小児殺も他の凶方位と同様に動く距離が遠いほど凶作用の影響が大きく出てきますので、特に大きく動く際は気を付けてください。
小児殺の対策と対処
小児殺の影響を受けないためには、子供に関わる大きな出来事については事前に方位と時期を調べておく必要があります。
例えば、家族での引越しの場合には、大人に対してだけの方位の判断ではなく、子供についても丁寧に観て動く必要があります。
ただし、事前に確認することで小児殺を避けられる場合もあれば、入学や、親の急な転勤での引越しなど、その方位が小児殺であっても時期をずらせない場合も出てきます。
その場合には他の凶方位へ動いた場合と同じく、小児殺の対策をとる必要があります。
私の方位鑑定(引越し鑑定)では、他の凶方位に小児殺もふまえた上で、引越し、入学、習い事、受験など子供にとって大きな出来事の方位を観させていただいております。
お客さまからは、「鑑定を受けて対処をしたことで、不登校だった子供に前向きな変化が出てきました。」といった良いご報告をいただくこともあり、嬉しく感じています。
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