こんにちは。
鑑定師の宇佐應凜です。
今回の宇佐應凜の開運風水コラムvol.13は、
『凶方位に引越しをする場合の対策2【方位除け】』
を解説させて頂きます。
「方位除け(ほういよけ)」をネットで調べると、各地の神社やお寺のHPが出てます。
そこには、ある年生まれの人は「方位除け」のご祈祷を受けることが勧められています。
「この方位除けとはどういう意味をもつのでしょうか?」
このことについて解説させて頂きます。
まず、「方位除け」には大きく分けて、
①凶の時期による災いを避けるための「方位除け」
②凶方位への引越しによる災いを避けるための「方位除け」
の2つの種類があります。
それぞれについて説明していきます。
①凶の時期による災いを避けるための「方位除け」
「本命星」が、年回りによって中宮、北東、北、南西に配置される時に「方位除け」を受けることが寺社仏閣で勧められています。
※「本命星」とは・・・その人が生まれた年の中宮に回座している九星(一白水星、二黒土星、三碧木星、・・)の事を言います。例えば、一白水星が中宮の年(1936年、1945年、1954年、1963年、1972年、1981年、1990年、1999年、2008年、2017年、・・のように9年毎に訪れます)に生まれた場合は、「本命星」が「一白水星」となります。
→→ 自分の「本命星」が分からない場合は、「本命星 自分の生まれ年(19✕✕年、昭和✕✕年など)」で検索すると出てくるはずです。
この「本命星」を知ることは、自分の運勢や相性の良い気(吉方位)を知ることになるので九星気学では最も重要なことです。
具体的に、今年2017年は中宮が一白水星なので、年の方位盤は下の図のようになります。
2017年においては、
【一白水星(1)】
→ 中宮(方位盤の中央)
本命星が中央にあり八方塞がりの状態で、どの方角に事を起こしてもうまくいかない年回りです
【四緑木星(4)】
→ 北東(方位盤の左下)
本命星が北東に位置し、衰運3年目で、一身上の変化をもたらし、それに対応して改善改造ををしなければならない年です
【六白金星(6)】
→ 北(方位盤の下)
本命星が北に位置し、衰運最後の年で最も激しく表れます。謙虚な気持ち日々を過ごす、次年以降の飛躍に向けた準備の年です
【七赤金星(7)】
→ 南西(方位盤の右上)
本命星が南西に位置し、陽運期の一年目です。徐々に良い流れへと進みますが、前年までの衰運期の流れが残っているので、年の前半は特に無理はせずコツコツを心掛ける年です
となっています。
このような運気の巡りの年であるため、一白水星・四緑木星・六白金星・七赤金星の本命星を持つ人は2017年に引越しなどをする場合に「方位除け」のご祈祷を受ける対象となります。
②凶方位への引越しによる災いを避けるための「方位除け」
例えば、2017年に次の方位に引越しをすると次のような凶作用を受けることになります。これは、全ての人に共通します。
【南】
→ 五黄殺
病気、腐敗、失敗、盗難などの変化滅失する作用を受けます。自滅する大凶方位
南方位に回った場合の五黄殺の作用である下の意味合いも加味されます
・訴訟や刑事事件により大きな損害を受ける
・株など有価証券による間違いを生じ、大きな損失に遭う
・仕事や私生活での秘密が露見する
・病気では、火傷、眼病、薬害、脳溢血、脳膜炎、喘息、精神状態の悪化などに悩まされる
【北】
→ 暗剣殺
思いがけない事から不幸や失敗を招く、他発的かつ偶発性の強い大凶方位
北方位に暗剣殺が回った場合の作用も加味されます
・強盗や交通事故に遭って大怪我をする・
・交通事故を起こしたりする
・目上や上司に嫌われ、損な立場に追い込まれ大きな被害を被る
・投資で大失敗をして資金的な苦しみを受ける
・心臓病、高血圧、結核などにより生命の危機にさらされる
【東】
→ 歳破
様々な障害が起こって悩み事が絶えないなど、全てに破れるという作用が働く
東方位に歳破が回った場合の作用も加味されます
・今まで無事に推移してきた仕事が急につまづき、大きな損失を被る
・新しく変革させようとしたことが失敗する
・欲張って失敗する
・肝臓、足、神経痛などを患う
【西】
→ 定位対冲
全ての物事が事破れる作用が働く
西方位に定位対冲が回った場合の作用も加味されます
・軽率な発言や焦って起こした行動で失敗し、金銭を失う
・悪い異性関係により金銭的な損失を被る
・虚言により借金を背負う
・言葉の行き違いから友人と不仲になる
②は、このような方災を避けるために行われます。
『方位除け』の意味を九星気学的に分析をしてみました。
①の部分より、運気の大変動期(中宮・北東)や衰運期(北・南西)に、住居という『地の気』を変化させる大きな出来事を行うと、良くも悪くも波乱含みの結果となりえます。
さらに、②の部分である「実際にどの方角に引越しをするか?」も影響してきます。気学とは『気』を扱う学問ですので、吉方位へ動けば大きくプラスの『気』を受け取り、その引越しは運気アップとなります。
一方で、凶方位へ動けば大きくマイナスの『気』を受け取り、その引越しは運気ダウンとなります。
つまり、この運気の大変動期(中宮・北東)や衰運期(北・南西)は、吉方位・凶方位の影響度合いが強い時期と言えると思います。
答えとしては、そこでの不要なダメージを避けるためと言えます。
「方位除け」とは、このような事象に対する備えとして理解されるのがよろしいかと思います。
この②の部分について、吉方位をお調べしたり、凶方位を避ける鑑定が宇佐應凜による引越し鑑定となります。
凶方位へ引越しせざる負えない場合も多々起こりえます。
その場合は、あらゆる方法を使って対処することが大切であると思います。その一つが『方位除け』と言えると思います。
※より良い日の鑑定をご希望の場合は、奇門遁甲によってより引越しに良い日を鑑定することも承っております。
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